【11月 教育支援通信】
子どもがゲームばかりやっていて困っている保護者の方へ

「勉強してもゲームし過ぎで台無し!」
東北大と仙台市調査

 長く勉強しても、ゲーム機やスマートフォンで長時間遊んでいる中学生の成績はよくない。東北大と仙台市は、そんな調査結果を明らかにした。調査チームは「ゲーム機などの遊びは長くても1日1時間以内に」と呼びかけている。

 仙台市が設けた「学習意欲の科学的研究に関するプロジェクト委員会」(座長・川島隆太東北大教授)が、市内の中学生約2万4千人にアンケートを行った。ゲーム機、スマホを含む携帯電話、パソコンでそれぞれ遊ぶ時間と、勉強時間、試験の成績を尋ねた。その結果、ゲーム機などで遊ぶ時間が長いほど成績は悪かった。

 詳しく分析すると、2時間以上勉強するが、ゲーム機で3時間以上遊ぶ生徒の数学の成績は、勉強は30分しかしないが、ゲームは全くしない生徒よりも低かった!最も成績がよかったのは、遊びは1時間未満で勉強は2時間以上している生徒だった。科目が国語や理科、社会でも傾向は変わらず、遊ぶ道具が携帯電話やパソコンでも同様だった。

 分析にあたった東北大の荒木剛助教(心理学)は「長時間、ゲーム機などで遊ぶと、勉強しても成績には反映しなくなる。携帯電話やパソコンに全く触れずに生活するのは難しいが、悪影響が出ない程度に使うことが求められる」と指摘している。

朝日新聞デジタル

ゲームを無くせば勉強をするようになるのか?

 保護者の方とお会いして話すと「うちの子ゲームばっかりやっているんですよ。」という台詞を、まさに時候の挨拶のように伺います。

スマートフォンアプリにテレビゲーム。

 この両者は進化の極みに達しているのではないかと思われるほど、リアルで、楽しくて、さらには他人ともつながれるコンテンツとなっています。そして、上述した記事のように「ゲームが勉強におよぼす悪影響」の調査結果なるものも多く目にします。これらの調査結果は賛否両論あり、その真偽のほどは今後の研究成果に委ねられておりますが、ゲームと勉強の位置関係は対極にあるということは間違いがないと思われます。

 それならば「子どもからゲームを取り上げればよい。」という話になりますが、それが出来れば苦労はしません。ゲーム文化にどっぷり浸かっている子どもからそれを無理やり取り上げたら、強烈な反抗を生むことでしょう。

 実際に取り上げたとしても、勉強をするようにはなりません。ゲームにどっぷり浸かっていたような子どもは、ゲームが無くなればテレビに浸かり、テレビが無くなればマンガに浸かり、マンガが無くなればひたすら寝まくったりします。私はこの仕事をさせていただいている中で、ゲームを取り上げるという強硬手段に出た保護者のケースを何度も見ています。なので、自信を持って言えます。「ゲームを取り上げても勉強するようにはなりません!」

ゲーム(娯楽)とうまく付き合えるけじめのある日々を!

「リビングで」「家族一緒に」「時間を決めて」

 人間娯楽が必要です。ゲームを取り上げる必要はありません。それとうまく付き合えるけじめのある日々を送るようにすればよいのです。

 前述の東北大学の調査における「2時間以上勉強するが、ゲーム機で3時間以上遊ぶ生徒の成績は、勉強は30分しかしないが、ゲームは全くしない生徒よりも低かった」という結果は、ダラダラけじめのない生活が一番悪いということを表していると私はとらえます。ゲーム機で3時間以上も遊ぶ子どもは、2時間以上勉強していてもダラダラと中身のない勉強をしているのでしょう。

 それではけじめをつけた生活にするにはどうすればよいのでしょうか。

 子どもは学校ではチャイムにより、やるべきことの切り替えのタイミングを知り、けじめをつけています。これを家でも導入してみたらいかがでしょうか。携帯電話のタイマーでも100均で売っているタイマーでも構いませんので、学校のチャイムのように、ゲームなどの娯楽を終え次の行動に移るタイミングでタイマーを鳴らしてみましょう。

 そして、タイマーがなったら『子どもだけでなく、大人も含めた家族全員で』今行っている行動を終了させ、次の行動を起こすようにしましょう。学校である程度けじめのある生活を送れている理由は、自分だけでなく他の皆もチャイム等のタイムスケジュールにしたがって行動しているからなのです。家でも同じようにしてください。

 タイマーが鳴ったら、子どもはゲームをやめ、親も作業の手をとめ、皆でリビングに集まります。そしてテレビを消し静かな空間で、家族みんなで勉強・読書などをしましょう(1~2時間)。保護者の方は子どもの勉強を見る必要はありません。子どもが勉強している横についているだけで効果があります。

 これは現実的ではないと考える方もいると思います。家族みんなで一緒に揃う日って毎日あるわけではありませんからね。それでも週1回でも効果ありますので、「家族全員で・リビングで・時間を決めて」勉強を行ってみてください。

子どもが納得するルール作り

回りくどい書き方になりましたが、これは「子どもが納得するルールを作る」という一言に集約できる方法論なのです。

  • 時間制限を設けるもののゲームをやること自体は認めている。
  • 自分だけでなく家族みんなも勉強・読書する。
  • 家族は自分のために一丸となって協力してくれていると認識する。

塾の併用で最大限の効果を!

 「週1回家族みんなで勉強や読書を行う時間をとり、週2回塾に通う。ウィルは授業の無い日も塾に勉強(自習)しに来ることを推奨していますので、通常授業外で1日塾へ自習しに行く。」

 これだけで、週4日しっかり勉強することになります。週4日はけじめのある生活を送ることが出来るのです。週4日けじめのある生活ができていたら、残り3日については自由にさせましょう。その自由な時間も自分なりに上手な使い方ができるようになってくるはずです。

 自習は予約不要です。家で勉強がはかどらなかったらぜひウィルに勉強しに来てください。

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