【1月 教育支援通信】
思春期の君たちへ

「人生のモデル」持っていますか?

 キミは「あの人のような生き方をしたいな。あの人のようになりたいな。」と思える人がいますか?

ベネッセコーポレーションの中学生に対する調査では、7割の生徒が人生に影響を及ぼすようなモデルの存在を描けないでいるとのことです。

「人生のモデル」は持たなければならないというものではありませんが、無いよりあった方が「生き方・目標」の方向性が見えてくることは間違いないと思います。私は中学時代、司馬遼太郎著「竜馬がゆく」における竜馬像に影響を受けました。小説の中の竜馬は、眩しく輝き、とてもそのような華やかな人生を歩むことは出来ていませんが「高い志を持って青年時代を過ごす」ということだけはできたと思います。今は、同様に司馬遼太郎著で言えば、「箱根の坂」における北条早雲が私の人生モデルの一つです。(諸説ありますが)北条早雲という人は、60歳以降の約28年間が人生で最も輝いていた時期なのです。当時の平均寿命を越える時期から始まる人生の輝きに、とても魅力を覚えます。年齢など関係なく、青春とは心の若さであることを実証したこの人生は、とっても素敵です。

 「あんな人みたいになりたいな。」そんな人がいるかちょっと考えてみてください。そうしたら、どうしたら「あんな人になれるのか。」を考えてみましょう。「あんな人」になれなくてもいいのです。なれるかどうかなんて、実はどうでもいいことなのです。「あんな人になりたい」という努力を続けるだけで、君はあんな人に今より近づいていることは間違いないのですから。

劣等感で苦しんでいるキミへ

 基本的に「劣等感」とは、他人の長所と自分の短所とを比較し、その差を自分の欠点であると思い込んでしまうことを意味します。また、他人の長所と思うところというのは、自分の掲げている理想であるとも考えられ、自分がこうありたいという目標と現実とのギャップを劣等感として感じる訳です。
 克服するためには、自分が欠点だと思っていることを冷静に見つめなおすことです。そして、短所と思い込んでいることを書き出してみましょう
 例えば「根暗」「弱気」「行動力が無い」・・・マイナス表現で書き出せるでしょう。これをプラス思考で書き直していきます「その場の雰囲気に流されず、冷静さを保っていることができる」「他人を傷つけないように気配りがきく」「慎重で、危険をさける能力がある」・・・というふうに書き換えることができます。そうして書き換えたリストを読み返してみましょう。自分の性格は素晴らしいということを認識できます。
 劣等感に悩む人は、まず、自分自身のことを好きになることを心がけましょう。そして、現実を肯定し、目標とするものを少し身近なところに変更するのです。自分自身の性格などについては、変える必要はありません。世界に自分自身はたった一人しかいないのですから、その世界に一つしか存在しない個性は大事にしなくてはなりませんからネ。
 強すぎる劣等感は不必要です。というより、劣等感が強すぎると神経症になってしまいます。けれども、多少の劣等感というのは目標達成に対する行動への原動力となるので、持っていても構わないものであると考えます。その劣等感をバネに、少しがんばってみましょう。ただ悩んでいるだけのときよりも努力しているとき、努力しているときよりもそれを克服したとき、それは劣等感ではなく「自信」に変わっていきます。

今一歩が出ないキミへ

 今何かをしようとしているのだけど、失敗が怖くて一歩踏み出せないでいる人はいますか?
 安心して下さい。学生時代の失敗は、大人になったら必ず笑い話になります。いっぱいいっぱい失敗して、大人になってからの笑い話を増やしましょう。失敗を恐れて何もしない場合は、たいてい「思い出貧乏」の大人になります。「あー、学生時代これやっておけばよかった。」などという後悔は失敗よりも残念なことなのです。学生時代はやりたいことは何でもやって下さい。

 「その失敗が、自分のコンプレックス(劣等感)になりそうで、一歩が踏み出せない」こう考える人も安心して下さい。挑戦し始めたら納得するまで諦めなければ失敗ではないのですから、失敗して劣等コンプレックスになることなんてないのです。いろいろな著名人の座右の銘にもなっている「夢叶うまで挑戦」の意味を考えましょう。夢が叶うまで挑戦し続ければ、途中何度挫折してもそれは失敗ではなく「成功までの途中経過」にすぎないのです。挑戦し続けていれば「先を先を」と前を向いていられるので、劣等コンプレックスなんて持つ暇はないのです。劣等コンプレックスを持っている人間というのは、結局後ろを向いちゃっている人なのです。

「やりたいこと」が見つからないキミへ

「やりたいことって何?夢って何?目標って何?」そんなもの見つからないよ!

人間って目標があるから頑張れるわけで、それがない人は何に対してもやる気が出ない無気力状態に陥ることが多々あります。そんな場合は

「目標が出来るまで待ちましょう / やる気がでるまで待ちましょう」←実はこれは間違いです。

 やる気が出る前に人生の日が暮れてしまいます。目標が出来たころには、全てが手遅れになっていることが多いです。かといって「無理矢理やりたいことを見つけましょう」ってのも不可能です。

 やりたいことが見つからない理由を教えます。それは君たち自身の「経験・体験・智恵・教養」の全てが未熟だからです。逆の言い方をすると「経験・体験・智恵・教養」をしっかり身につけてさえいけば“やりたいこと・夢・目標”は自然と生じてくるものなのです。

 なので、何に対してもやる気の出ない人(やりたいことが見つからない人)は、とりあえず知恵と教養を身につけるために『勉強』だけはしておきましょう。『勉強』さえしておけば、何かやりたいことが見つかったとき、それは決して手遅れではなく十分手の届く位置にある可能性が残っています。「勉強なんてもっとやる気でねーよ」という人は、慣れるまでは友達を誘って問題を出し合ったりするような形でもいいから勉強する環境を自分につくりましょう。勉強ってのは、無理やり集中すれば気分も乗ってきます。

 学生時代に一番いけないのは、無気力で何にもしない生活を送ることです。とにかく何にもやりたいことが見つからない人は『勉強』だけでも頑張ってみてください。必ず後で自分にとってプラスになって返って来ますから。

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