【5月 教育支援通信】
中学1年生の1年の過ごし方

はじめに

今月の教室通信は、
「中学1年生の1年の過ごし方 ~主にテスト前~」
をテーマといたします。
 ウィル個別指導教室内にて、教室スタッフが生徒へお話ししている内容をご紹介いたします。そのため文面が、[生徒に対する口調]になっておりますことご了承ください。
保護者の皆様の、お子様への接し方の一助になれば幸いでございます。

中学1年生の1年間の過ごし方

中学生になったらどのように過ごしたらよいのか?という疑問にお答えします。部活動も始まり、様々な行事もあり充実した毎日になること間違いありません。しかし、このように生活環境が変わるということは、小学時代とは比べ物にならないくらい忙しい日々を送ることになるということでもあります。

 忙しい毎日になるのに加えて、勉強の難易度が飛躍的に上がります。どのタイミングで、どの程度勉強に励むべきなのかという点をメインに、皆さんの過ごし方を提案したいと思います。

 入学したてのころ

≪学校生活にて≫

いよいよ中学生です。引っ込み思案の人や人見知りの人もこの時期は積極的に自分から話しかけて新しい友達をいっぱい作りましょう。友達がいっぱいいる学校生活のほうが楽しいに決まっていますからね!

 中学校によっては4月に学力テストを実施するところもあります。これは、生徒が小学時代にどの程度の知識をつけているのかを調べ、その結果を中学での指導に活かす目的で行います。なので、成績には関係がありません。いままで通りの自分を出すつもりで自然体でテストに臨んでください

≪部活動にて≫

 仮入部も始まります。どの部活に入るのかは真剣に慎重に選びましょう。「友達が○○部に入るから僕も・・・」なんてのは絶対にダメです。キミらが後悔しないようにはっきり言います。

 学生時代の部活動ですが、「何部に入っていたか?」「そこで何を成し遂げたか?」というものは、キミという人間がどんな人間なのかと判断される材料の一つになります(もちろんそれだけではありませんが)。
3年間真剣に頑張れる部活に入りましょう。

≪家にて≫

 この時期は生活も激変していて知らぬ間にストレスもいっぱいため込んでいると思いますので、家ではゆっくりしましょう。勉強に関しては、塾での勉強&宿題を一生懸命頑張れば大丈夫ですよ!

入学したてのころ」にするべきこと

  • 友達をいっぱいつくる
  • 何部に入るのかを真剣に考える
    (周りの人の意見も聞こう)

 1学期 中間テスト・期末テスト

 2学期制・3学期制など学校ごとに定期テストの回数・実施時期は異なりますが、5月下旬あたりからいよいよ成績にかかわってくるテストが始まります(まれに5月上旬実施の中学もありますが…)。

 1学期中間テストの英語は「アルファベット・身の回りの単語・簡単なあいさつ表現・This is / I am~.」あたりが試験範囲ですので、はっきりいって簡単です。平均点も80点前後になります。

 1学期中間テストの数学も、「正負の数」がメインの試験範囲になるため、ほとんどが計算問題です。はっきりいって簡単です。英語と数学は、小学校のテストと何ら変わりがないくらい簡単です。

国語・理科・社会は、最初のテストから難易度が高くなっています。小学校のころのような心構えでテストに臨んだらのび太クンくらいの点数しかとれません。
 自信の無い生徒は、テスト前の土日を使用して行われるウィルの理科社会ゼミに参加しましょう。1教科3時間、計6時間で試験範囲の理科社会を叩き込む講座です。理科社会ゼミに何回か参加しているうちに「あぁ、理科社会はこうやって勉強するんだ。一人でできそうだな。」と勉強のコツをつかんでください。学ぶ姿勢があれば理科社会は一人でできるようになるのです。

少なくともテスト2週間前からは、家では『ご飯と寝る時間以外はすべて勉強』という生活にしてください。目安としては1日3時間くらいですね。初めてのテストですし、勉強の仕方もわからないかもしれません。そのような場合は塾のない日も塾に来ましょう。自習学習になりますが、我々がやるべきことを指示しますし、質問&説明にも随時応じます。

「1学期定期テスト」ですべきこと

  • 2週間前から1日3時間の勉強
  • 家では国語/理科/社会を中心に行う
  • 1人学習に不安があるなら「理科社会ゼミ」に参加する

 2学期 中間テスト・期末テスト

≪テストの難易度が飛躍的にあがります≫

 5教科の中で一番難しい教科って何ですか?と質問した場合、英語と答える生徒が一番多いのです。英語は最初簡単なのですが、2学期から加速度的に難しくなってくるのです。

 数学も皆の大嫌いな『文章題』が2学期の学習メインです。この文章題は方程式という単元で、これが皆さんの前に立ちはだかる最初の大きな壁なのです。

 心配かもしれませんが、ウィルで繰り返し効率的に出る問題だけを教えますから安心してください。皆さんはウィルの授業と宿題を一生懸命やってください。それに加えて、学校ワーク(学校で配布される問題集)を完全に頭に叩き込んでください。学校ワークは、中学校ごとに教科担任の先生が選択した問題集ですのでその問題集の中からそのまま問題が出されることも少なくありません。「学校ワークを完璧にすることとウィルの授業&宿題を一生懸命する。」これで乗り切りましょう

 国語/理科/社会の勉強は、1学期のテストで多少は要領をつかんだのではないでしょうか。もし、そうでないときは塾のない日も塾に来ましょう。自習学習になりますが、我々がやるべきことを指示しますし、質問&説明にも随時応じます。

 一学期に比較するとテストの点数は残念ながら落ちる可能性が高いです。これはテスト自体の難易度が上がっているからやむを得ない部分もあります。ですので、保護者の皆様は平均点との差や学年順位にも注意を払って、子どもの頑張りを評価してください。5科合計点が20点下がったのに、順位が30位上がったという例も普通にあります。目先の点数に一喜一憂して、頑張ったはずなのに叱られて、やる気を失うという悪い循環に子どもを入れないようにしましょう。

 英語・数学は、前の内容が抜けていると新しい内容の理解ができないという教科特性がありますので、毎日少しずつ学習する習慣をつけましょう。2学期になったら環境の変化にもだいぶ慣れてきていると思います。だからここら辺から毎日コツコツやり始めるべきなのです。

「2学期定期テスト」ですべきこと

  • 2週間前から1日3時間の勉強
  • 英語/数学は、試験範囲の学校ワークを暗唱できるほどやりこむこと。
  • ウィルの宿題をその場しのぎのやりかたでやらないこと。 一生懸命理解するつもりでやること。
  • 子どもの頑張りは「平均点との差」や「順位」で判断する。
  • テストが終わった後も、毎日1時間の勉強習慣を!

 3学期 学年末テスト

 学年末テストは、範囲が長いです。先生によっては「1年間の範囲全部」を試験範囲にする時もあります。

 英語はその教科の特性上、試験範囲だけを勉強して点数が上がるものでもありません。なぜならその試験範囲を深く理解するためには、それ以前の内容を理解していることが前提になっているからです。毎日の1時間の勉強習慣で培った知識があれば、試験範囲の理解も深くなります。

 数学は3学期は図形中心のテスト範囲になると予想されます。方程式で惨敗を喫したとしても、ここで立て直しを図ることができます。

「学年末テスト」ですべきこと

 試験範囲が長いテストの場合、少しでも取りこぼしを減らさなければなりません。英語だったらテーマを決めた英作文・国語だったら漢字など、「試験範囲のPOINT部分」に必ず出すという問題を、先生が提示してくれることがありますが、それらを絶対に落とさないようにしてください。

  • 2週間前から1日3時間の勉強
  • 英語/数学は、試験範囲の学校ワークを暗唱できるほどやりこむこと。
  • ウィルの宿題をその場しのぎのやりかたでやらないこと。一生懸命理解するつもりでやること。
  • 試験範囲に書かれている「ここ出すよ!」という問題は絶対にとりこぼさないこと。
  • テストが終わった後も、毎日1時間の勉強習慣を!