【3月 大学受験通信 】
~英語外部検定利用入試について~

どのように利用されているのか?

 英語の検定を持っていると有利に入試を受けることのできる「英語外部検定利用入試」。具体的には、以下の5つの方法で入試が有利にはたらくように利用されているのだ。

      (1)出願資格
         英検準2級を持っている ⇒出願できる
         英検準2級を持っていない ⇒出願できない
      (2)得点換算
         英検準2級を持っている
          ⇒当日試験を80点とみなす。当日試験も受験し、良いほうの点数を採用する。
         英検準2級を持っている
          ⇒当日試験の得点で合否判定される。
      (3)加点
         英検準2級を持っている
          ⇒当日試験に10点加算。当日80点だったら90点になる。
         英検準2級を持っている
          ⇒当日80点だったらその結果で合否判定。
      (4)試験免除
         英検準2級を持っている
         ⇒級・スコアを持っていると、入試科目の一部が免除になる
      (5)判定優遇
         英検準2級を持っている
         ⇒合否判定の時に、何らかの優遇措置が行われる。

特にメジャーなのは(1)出願資格,(2)得点換算,(3)加点の利用方法である。とてもメリットが大きいので、英語外部検定利用入試を利用しない手はない!

英語外部検定利用入試のお得ポイントは?

◆ 複数回の受験チャンス!◆

外部検定は年間に複数回試験を実施している。入試の一発勝負とは異なり、目標スコア取得まで何度もチャレンジできる。

◆ 得点換算で点数補償!◆

事前に換算点を確保できれば、入試本番までは他教科の勉強に専念できる。出願資格の場合も、教科を絞って対策できる点は同じだ。

◆ ひとつの資格で多くの大学に出願!◆

 大学での採用率が高い外部検定を取得しておけば、複数の大学の外検入試に利用できる可能性が高まる。

どんな検定が利用されている?

 「英語外部検定利用入試」では、どのような検定が利用されているのか、主な検定の種類と利用されている割合を見てみよう。
   2020年度以降の大学入試英語成績提供システムに登録されることになった、9つの資格・検定試験を紹介しよう。

 2019年入試で外検入試を導入している大学は推薦・AOで335大学、一般入試では152大学だ。近年、利用大学が急増しているので志望校のホームページや入試要項を確認してみよう。外検入試は独立した方式で行ったり、従来の入試の中で利用したりするので、注意が必要だ。

 そして、推薦・AO、一般入試とも、もっとも多くの大学で利用されているのが英検(実用英語技能検定)だ。英語外部検定利用入試採用校の9割以上の大学で利用されている。TOEICやTOEFLも同8割程度の大学で利用できる。大学入試のために開発されたTEAPは、特に一般入試での利用が多く7割の採用率となっている。

 より利用率の高い検定を受けておけば、より多くの大学・試験に利用できる。これから検定を受けようと思っている人は、志望大学での利用状況や求められる級・スコア、検定試験の実施時期なども考慮するとよいだろう。

各検定のレベル分けは?

 各検定試験の級・スコアはどのように対応しているのだろうか。
 下記の表は、主な検定試験の級・スコアをおおよそ同レベル同士で比較した対照表だ。CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)という基準でランク分けされたもので、A1~C2に分かれている。横の並びが同程度のレベル。自分が持っているのはどのレベルなのか、またどのレベルを目指すのか参考にしてほしい。
 各大学の求める基準は、それぞれの検定の級・スコアを指定してくる場合が多いが、ほぼ、この表の横並びになっていると考えていい。