【7月 高校受験通信】
志望校の選び方

はじめに

 早い段階で志望校を決めましょう。志望校がある人と、そうでない人では、勉強に取り組む目的意識に格段の差が生じるのです。

 今月の高校受験通信では、皆さんの志望校選びのときに、参考にしたらよいと思われることをまとめました。

Check1
高校卒業後の進路はどうするのか?

★ 大学や短大を目指すなら・・・

以上のようなチェックポイントをみると、一番大切なのは自分自身が目標に向かって、3年間努力できる環境なのかどうかということですね。

卒業後、専門学校で技術を身につけたいなら・・・

 この場合、普通科・職業科どちらの出身でも可能です。ただし、専門学校でより技術を身につけるために高校で先行してその知識を学んでおくことがいいでしょうね。

 特に情報処理やプログラミングの分野に進みたい場合は、商・工業系の高校ではかなり深くコンピュータを学習することができますのでお勧めです。こうしたカリキュラム面・施設面のさまざまな角度からチェックして、志望校を決めていきましょう。

就職に有利な職業系高校

 将来、自分がつきたい職業の分野がはっきり決まっていて、卒業後すぐに就職したい場合には職業系の高校をチェックしましょう。

 普通科・職業科ともに3年間に学ぶ総単位数はあまり変わりません。しかしその中で、職業科は専門科目の占める割合が3分の1から2分の1近くを占めています。

 そのため、職業系高校から大学進学を目指す場合には、どうしても受験科目の学習時間が少なくなってしまいます。こうした不利な点をなくすように、最近では職業科の専門科目を受験科目に選べる大学も増えてきています。

大学付属校を選ぶ場合

 この場合はまず、推薦・内部試験によってどのくらいの人数枠で進学できるのかをチェックしましょう。全員が進学できる学校もあれば、全体の2割程度しか進学できない学校もあります。また、進学する系列大学に自分の志望する学部や学科があるかどうかも重要なチェックポイントですね。

Check2
学校の雰囲気で決める。
自分のやりたいことを頑張れる校風なのかを調べよう。

高校はどれも同じではありません! 全然雰囲気違います!

 高校は各校ごとに独自の歴史や教育方針に基づいていて、その学校の特色が色濃く打ち出されています。

 こうした特色は各校の伝統として受け継がれていることが多く、在校生や卒業生から直接話を聞く機会があれば、具体的に知ることができます。

 このような校風や学校の様子を知る上で大切なのは、資料を調べるほかに、実際にその場の雰囲気をつかむことなので、文化祭や体験入学などの機会を積極的に利用して、その学校に出かけてみましょう。

Check3
国立・私立・公立どれを選ぶのか?

国立高校

 国立の高校はほとんどが各地の国立大学の付属高校として「教育実験校」として設立されています。募集人数は少数で、入試の難易度も高いのが特徴です。
 
 ただし、あくまで「教育実験校」であるため、授業の形態やカリキュラムは大学受験むきに組まれているわけではありません。また、系列の国立大学の入学に関しても、他校出身者より有利になるということは原則として少なく、同一の条件でセンター試験に臨むことになります。

私立高校

 私立高校は個人や団体が設立し学校法人が運営にあたっています。そのため、校風・教育方針が様々で、個性豊かなものが多いというのが、一番の特徴といえるでしょう。

 学力試験の科目数は、国語・数学・英語の3科目という学校が多いです。理科・社会の苦手な人に向いているといえます。

 そして、偏差値がだいたい60以下の高校は、当日の試験よりも内申点と北辰テストの結果(個別相談会で確認)を重視します。塾からの後押しも考慮してくれる高校が多いので、ウィルからのバックアップも十分期待してください。

 また料金が高い分、施設・設備面でかなり充実しているところが多いです。特別教室や食堂、体育施設などのほかに郊外に研修施設を持つ学校も増えています。

公立高校

 公立高校は都道府県・市町村といった地方自治体によって設立・運営されている高校のことです。私立に比べて学費もかからず、校則が比較的緩やかだったり、制服がなかったりする学校もあり、自由な学園生活を送れるといってもよいでしょう。

 しかし、自由ということはそれだけサボれるということです。入学時の偏差値と比較すると、卒業時偏差値が私立高校より低くなることが多いようです。

Check4
立地条件

自宅からどのくらい時間がかかるか?
駅からの距離は?
登校時間(学校によって異なる)は?
3年間毎日通う学校だからこそ、しっかり調べましょう。

 以下に最寄駅から高校までの目安時間をまとめました。
自宅~利用駅~高校最寄り駅までの時間を加えて、その高校までの通学時間を出してみましょう。