【11月 大学受験通信】
出願の注意点

大学入試-出願の注意点-

出願は紙?ネット? 正しい出願が合格につながる

 ここ何年かでネット出願に切り替える大学が増え、紙(冊子)の要項や願書を作成しない大学も珍しくない。まずは自分の志望校の願書(出願方法)が「紙(冊子)のみ」「紙とネットの併用(どちらの方法でも可)」「ネットのみ」のいずれか確認しよう。

「紙」での出願の仕方

「紙(冊子)の要項・願書」の入手方法

 

  1. インターネットやテレメールで申し込む
    各大学のホームページや「大学受験パスナビ」などの進学情報サイト、テレメールなどから申し込むことができる。
  2. 郵便局で申し込む
    全国の郵便局に備え付けてある募集要項請求申込書に必要事項を記入し、所定の料金を添えて郵便局の窓口に提出すると申し込み後4~7日くらいで手元に届く。
  3. 大学に電話・FAXで申し込む
    大学の入試課(入学センターなど名称は異なる場合も)に電話またはFAXで直接依頼する方法。電話の場合、平日だけ等、受付時間が決まっている場合が多い。
  4. 大学に郵便で請求する
    大学から直接郵送してもらう場合は、切手を貼った返信用封筒(主に角型2号=A4判の冊子が入る大きさ)を同封して申し込む。返信用封筒に貼る切手の料金は、請求する要項の種類や速達の有無などによって異なる(無料の場合も)。
  5. 大学に行って受け取る
    大学に直接足を運んで入手することもできる。もちろん郵送料はかからない。家から遠くない場合、試験場の下見にもなる。土日・祝日、大学休業日や平日の取扱時間外などは対応できないこともあるので、行く場合は確認してから出かけよう。
  6. 書店で購入する
    参考書や問題集を買いに行ったついでに買えるが、募集要項を販売するのは都市部の大型書店が多く、全大学のものがそろっているわけではない

 

年内までには要項・願書の入手を

 上記①~⑥、いずれの方法にしても年明けに要項を入手しようとすると意外に時間がかかったり品切れになったりしている場合もある。余裕をもった出願をするためにも、年内には要項を入手しておこう
 願書の記入にあたっては、記入上の注意をよく読み、記入例を参考にして必要事項を丁寧に記入していこう。指定された筆記用具で、ペンの場合は鉛筆でいったん下書きするといいだろう。

調査書(その他必要書類)の準備はお早めに

調査書をはじめ、準備する書類は早めに手配しよう。
入学志願票の他に調査書が必要な場合がほとんどです。また、入試方式によっては、その他さまざまな書類の提出が求められます。中には高校で用意してもらう書類もあるため、余裕をもって依頼しましょう。

調査書

学業成績や生活態度を記録した書類で、高校で発行してもらいます。学校推薦型選抜や総合型選抜ではよく評価対象になりますが、一般選抜や大学入学共通テストなどでは「調査書の内容をもとに合否判定する」という記述がなければ合否には影響しません。基本的に無料ですが、学校によっては有料の場合もあります。発行まで時間がかかることがあるので、あらかじめ多めにもらっておくのがおすすめです。

その他書類

大学や入試方式によっては、大学入学共通テスト成績請求票、推薦書、志望理由書、自己推薦書、卒業(見込)証明書、資格証明書、奨学生願書などさまざまな書類が必要になります。

受験料の支払いは、できるだけ余裕を持って!

銀行や郵便局、コンビニエンスストアなどから振り込みます。出願時には証明が必要で、収納証明書を切り取って入学志願票に貼る場合、領収書を同封する場合などがあります。日にちに余裕がない時は、銀行や郵便局の営業時間に注意しましょう。納入された入学検定料は基本的に返金されません。

郵送! 「簡易書留」または「速達・簡易書留」

書類がそろったら、いよいよ提出です。封筒は、指定の出願用封筒が願書とセットになっている場合もあれば、市販の封筒を購入しなければならない場合もあります。封をする前に、指定の書類がすべて入っていることをもう一度確認しましょう。
ここで大事なのは、必ず「簡易書留郵便」か「速達・簡易書留郵便」で郵送すること。これは普通郵便とは違い、郵便物を出したこと、配達されたことの記録が残る方法です。ポストに投函せず、必ず郵便局の窓口で手続きをしましょう。郵送料は普通郵便→簡易書留→速達・簡易書留の順に上がります。

提出書類はすべてコピーをとっておこう!

提出する書類は必ずコピーをとっておきましょう。受験票との照らし合わせや、大学側から問い合わせがあった時などに便利です。また、学校推薦型選抜や総合型選抜については、提出書類をもとに面接が行われるため、必ず控えをコピーして試験対策に役立てましょう。

ネット出願の仕方

急速に広がるネット出願 うっかりミスには注意!

次にネット出願の場合を見ていこう。個々での「ネット出願」の定義は以下の通り。

大学ホームページの専用画面で受験生が住所・氏名,志望学部・学科,入試方式・日程などを入力して、エントリー(登録,または受験番号が発行される)が可能な出願方式。

 ホームページから募集要項や願書をプリントアウトし、願書化に必要事項を記入して郵送または窓口に持参する方式はネット出願に含まない。

ネット出願の流れ

ネット出願のやり方は大学によって異なる場合もあるが、一般的には次のような流れである。

  1. 大学のホームページにアクセスし、ネット出願の画面を開く。
    大学によっては、スマートフォンからのアクセスでもOKだ。
  2. 出願する入試方式・区分、学部・学科などを選択する。
  3. 出願者の情報(住所・氏名,性別,生年月日など)を選択・入力する。
  4. 入学検定料(受験料)の支払い方法を選択する(クレジットカード決済,コンビニエンスストア支払い,銀行振込など)。
    受験料の支払い期限は「ネット入力をした翌日の23時59分まで」などと決められている。支払い期限を過ぎてしまうと、せっかく登録した出願データが消去されてしまうので、登録して安心!ではなく、支払いも早めに済ませよう。
  5. 出願書類(調査書や写真)を郵送する。 高校の先生によると「ネットで出願がすべて完結したと思ってしまう生徒が意外と多い」とのことだが、調査書などは必ず郵送しなくてはならない。
    受験者の写真は、プリント(スピード写真の可・不可など大学によって異なる)を調査書などとともに郵送する大学もあれば、画面上で写真データ(ファイル形式はJPEGなど指定される場合も)をアップロードする大学もある。要項をよく読んで確認しよう。

インターネット出願の注意点

インターネット出願は、すべてをインターネットだけで完結できるわけではありません。インターネットから24時間可能なのはあくまで出願申し込みで、その後、受験料の支払いや調査書、推薦書など必要書類の送付が必要なので注意してください。それぞれ「申し込みから3日以内」「出願期間最終日まで」などの期限が設定されています(大学によって異なります)。「間に合わない!」を防ぐために、あらかじめ志望校の出願方法や必要な書類を確認した上で、出願締切日ギリギリの申し込みはできる限り避け、余裕をもって出願しましょう。